2012年 11月 08日
娘のキモチ
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本当によく通ったカフェ。
ハンブルクに来てまもなく、当時3歳だった娘を連れて散歩中、偶然見つけた素敵なカフェ。
実はここが、在住日本人だったら誰もが知る有名なカフェだと知ったのは、もう少し後のこと。
来てすぐは友達もいないし、勝手もわからないしで、ここでお茶するのが私と娘の日課でした。
初対面だと愛想なく感じたこのカフェのおばちゃん(失礼!)とも、通ううちに仲良くなれたし、家から近かったこともあって、思い出の場所のひとつ。
日本人のパティシエさんがいらした頃は、たまに日本のパンを売り出していたことなんかもあったっけ。
私はコーヒーを飲まないけれど、コーヒー党の友人たちは、ここのは美味しい、とよく言っていた。
ハンブルクの太陽のお見送りの後、娘と一緒にここでお茶をした。
ゆっくり、という気持ちになれない時期に入っていたけれど、ちょうどオットも出張でいなくて、なんとなく、ちょっと一休み、という感じで立ち寄った気がする。
ブログに書くほどの事ではないんだけれど、娘のこの表情が、あの頃の彼女の気持ちをよく表している感じがして。記録として、載せておこうと。
お友達のお見送りをした直後でもあり、次は自分の番なんだ、というタイミングでもあり。
日本に帰れるのは嬉しい。でもハンブルクから離れるのは淋しい。
両方、本当の気持ち。
異国の地とはいえ、4年半も住んだこの町をそんなにあっさりした気持ちで去れるわけじゃないのは、大人も子供も同じだったと思います。
ましてやもう大きいので、日本に帰ったら、ここのみんなとなかなか会えなくなるのは、十分理解出来てしまうゆえに。
ちょっと、最近の娘のことも書くと、心配していた日本の学校生活、大満喫してます。(笑)
登校初日から友達と放課後遊びに行く約束をしてきたくらいで、毎日「ただいまー!」とランドセルを玄関に置いてそのまま「いってきまーす!」と出掛けてしまうような、磯野カツオくんみたいな(笑)毎日です。
日本の学校が楽しいのは本当だし、新しいお友達が大好きなのも本当。
でも、今がこうして楽しい!っていうのを支えてくれているのは、ハンブルクのみんなのおかげだと思っています。
日本に戻ってすぐは「今ドイツ何時?」「じゃあみんな今頃学校にいるんだね。」「今頃もう寝てる頃だね。」とか1時間に一度くらいは(笑)言っていた娘だったのに、学校が始まってからはあまりクチにしなくなりました。
もう忘れ始めてるのかな・・と淋しく思っていたら、娘が一人で部屋にいる時にふっとのぞいてみると、ドイツ語の本を読んでいたり、帰国前にもらったアルバムや写真、手紙を見ていたり。
ああ、やっぱり、そうだよね、と。
これから学校生活の中で、楽しいことばかりじゃないことも、色々あるんだろうな、と思います。
今が楽しい!とはいえ、2年生の2学期という、それなりに出来上がった世界に踏み込んで行ってるわけですから、緊張しつつ、ちょっと無理もしつつ、の日常なんだろうなあ思います。
でも、そういう時に心の支えになってくれるような思い出や出会いが、ちょっと遠くの街にあるっていうのは、なかなか素敵だなあと。
転校っていうのも、悪いことばかりじゃないな、と思ったのでした。
今、ヘンリーとは、メールのやりとりなんてしてるんです。(笑)
本人同士、直接。(笑)すごい時代ですね~。
他のドイツ人のお友達からも、お家の人を経由して連絡をもらったり、担任の先生が手紙を下さったり。
娘が転校した今も、クラスで何かをする時は、「これは〇〇!」と言って、みんなが娘のスペースを残してくれているんだと聞いて、感激。
ヘンリーも自分の花壇に、娘と自分だけの球根を植えたよ、なんて書いてきてくれたり。
きゅーんとさせてもらってます。(笑)
離れたら、終わっちゃうのかなあ・・となんとなく不安だったけれど、繋がっていけそうで嬉しいです。
ハンブルクの小学校は4年生で終わりなんですが、娘の学校は13年生までこのまま続くので、いつか娘を長期休暇の時にあのクラスに送り込んでみたいなあともくろんでいます。
私の知らない苦労も色々あったであろう娘のドイツ生活ですが、その分宝物をいっぱい抱えて、帰って来れたんじゃないかなあ。
ハンブルクに来てまもなく、当時3歳だった娘を連れて散歩中、偶然見つけた素敵なカフェ。
実はここが、在住日本人だったら誰もが知る有名なカフェだと知ったのは、もう少し後のこと。
来てすぐは友達もいないし、勝手もわからないしで、ここでお茶するのが私と娘の日課でした。
初対面だと愛想なく感じたこのカフェのおばちゃん(失礼!)とも、通ううちに仲良くなれたし、家から近かったこともあって、思い出の場所のひとつ。
日本人のパティシエさんがいらした頃は、たまに日本のパンを売り出していたことなんかもあったっけ。
私はコーヒーを飲まないけれど、コーヒー党の友人たちは、ここのは美味しい、とよく言っていた。
ハンブルクの太陽のお見送りの後、娘と一緒にここでお茶をした。
ゆっくり、という気持ちになれない時期に入っていたけれど、ちょうどオットも出張でいなくて、なんとなく、ちょっと一休み、という感じで立ち寄った気がする。
ブログに書くほどの事ではないんだけれど、娘のこの表情が、あの頃の彼女の気持ちをよく表している感じがして。記録として、載せておこうと。
お友達のお見送りをした直後でもあり、次は自分の番なんだ、というタイミングでもあり。
日本に帰れるのは嬉しい。でもハンブルクから離れるのは淋しい。
両方、本当の気持ち。
異国の地とはいえ、4年半も住んだこの町をそんなにあっさりした気持ちで去れるわけじゃないのは、大人も子供も同じだったと思います。
ましてやもう大きいので、日本に帰ったら、ここのみんなとなかなか会えなくなるのは、十分理解出来てしまうゆえに。
ちょっと、最近の娘のことも書くと、心配していた日本の学校生活、大満喫してます。(笑)
登校初日から友達と放課後遊びに行く約束をしてきたくらいで、毎日「ただいまー!」とランドセルを玄関に置いてそのまま「いってきまーす!」と出掛けてしまうような、磯野カツオくんみたいな(笑)毎日です。
日本の学校が楽しいのは本当だし、新しいお友達が大好きなのも本当。
でも、今がこうして楽しい!っていうのを支えてくれているのは、ハンブルクのみんなのおかげだと思っています。
日本に戻ってすぐは「今ドイツ何時?」「じゃあみんな今頃学校にいるんだね。」「今頃もう寝てる頃だね。」とか1時間に一度くらいは(笑)言っていた娘だったのに、学校が始まってからはあまりクチにしなくなりました。
もう忘れ始めてるのかな・・と淋しく思っていたら、娘が一人で部屋にいる時にふっとのぞいてみると、ドイツ語の本を読んでいたり、帰国前にもらったアルバムや写真、手紙を見ていたり。
ああ、やっぱり、そうだよね、と。
これから学校生活の中で、楽しいことばかりじゃないことも、色々あるんだろうな、と思います。
今が楽しい!とはいえ、2年生の2学期という、それなりに出来上がった世界に踏み込んで行ってるわけですから、緊張しつつ、ちょっと無理もしつつ、の日常なんだろうなあ思います。
でも、そういう時に心の支えになってくれるような思い出や出会いが、ちょっと遠くの街にあるっていうのは、なかなか素敵だなあと。
転校っていうのも、悪いことばかりじゃないな、と思ったのでした。
今、ヘンリーとは、メールのやりとりなんてしてるんです。(笑)
本人同士、直接。(笑)すごい時代ですね~。
他のドイツ人のお友達からも、お家の人を経由して連絡をもらったり、担任の先生が手紙を下さったり。
娘が転校した今も、クラスで何かをする時は、「これは〇〇!」と言って、みんなが娘のスペースを残してくれているんだと聞いて、感激。
ヘンリーも自分の花壇に、娘と自分だけの球根を植えたよ、なんて書いてきてくれたり。
きゅーんとさせてもらってます。(笑)
離れたら、終わっちゃうのかなあ・・となんとなく不安だったけれど、繋がっていけそうで嬉しいです。
ハンブルクの小学校は4年生で終わりなんですが、娘の学校は13年生までこのまま続くので、いつか娘を長期休暇の時にあのクラスに送り込んでみたいなあともくろんでいます。
私の知らない苦労も色々あったであろう娘のドイツ生活ですが、その分宝物をいっぱい抱えて、帰って来れたんじゃないかなあ。
by stammtisch
| 2012-11-08 10:39
| むすめのあれこれ